shearing technology

シャーリングの刃の交換方法

あまり頻繁に行う作業ではないので慣れてないので少し時間はかかります。

慣れていれば簡単な作業です。

まずは刃を留めているネジを全て外して刃をシャーリングの機械から取り外します。

組立は外した順番にはめていきます。まずはシャーリングの下の刃の固定ネジから。

表側から見るとこのネジの部分になります。上下左右に若干動かせるようになっています。

一度軽く仮留めしたら、次は高さを調整するネジを回し、製品を乗せる台と刃の高さが一致するように高さ調整します。

(写真ではちょっと見えにくいですが、高さ調整のネジがあります)

続いて最も重要な上の刃をはめます。

刃がはまったら、上下の刃が重なるように、シャーリングの刃を”手動”で降ろします。

回転力もしくはモーター加圧、足の力で降ろすと刃が交差せず直接ぶつかって痛めてしまいますので、かならず人の手で最初は行う必要があります。

上下の刃が重なったら、シャーリングの刃が見える上側または下側から覗きます。

まずは数の多い調整用の小さいネジは全てフリーな状態(ゆるゆる)にしておきます。

そして最初に簡単に大きい側のネジ仮留めします。

そして、上の刃と下の刃が隙間なく組み合わさるように今度は小さい調整ネジを回していきます。小さい調整ネジを締めると刃が下の刃の方に少しづつ近づいていきます。

しばらく回すとまだ隙間があるはずなのに調整用の小さいネジが固くなります。

そうなったら小さいネジ側は無理して回さず、今度は大きい側のネジをほんのちょっとだけ緩めます(緩めすぎると調整が大きくずれるので、トルクが弱まるくらいでいいです)

そうしたら、また小さい調整ネジ側を、隙間を確認しながらまた締めていきます。

小さい調整ネジは沢山あるので、隙間を確認しながら少しずつ、一気には回さずに並行して動くように締めていきます。

この大きいネジと小さい調整ネジを交互に調整しながら少しずつ調整します。

横方向の幅が一定になるようにネジはできれば左右交互に少しずつ回すのが理想です。

隙間ゲージを使ってもいいですが、ここは目検で追い込む形でも十分です。

一定の隙間まで狭まったら、一度刃を人の手で上下させて、カチンと言わないかどうか耳と手に伝わるトルクで確認します。

うまく出来ているとスムーズに刃が上下します。

調整用の小さいネジをネジ止めを回して調整値が変わらないようにきっちりと締めます。

回転軸、もしくはモーターに電源を入れて、まずは新聞紙などが綺麗にシャキンと切れるかどうかを確認します。

最初は切れません。切れない方がいいのです。

まずは切れるようになるまで刃の隙間をぎりぎりまで狭めていきます。

これを一つ一つ、隙間を確認しながら締めていきます。丁寧にしめないと重なり具合が大きくなりすぎて刃をかみ合わせた時に両方の刃がぶつかってダメにしてしまいます。ここは丁寧に・・・

新聞紙が横に一枚すべてがきれいに切れるようになったら完成です。

さっそく、商品を入れて切ってみます。

シャキン!

当社のシャーリングは電動の遠心力シャーリングですが、切った瞬間、音と体感で分かります。

見事に切れていることが。

上下の刃が噛み合わさって金属を両断するシャーリングこそ、真・斬鉄剣なのです。(剣ではなくて、構造的にはハサミだけど)

そして、この真・斬鉄剣は日本の産業にはなくてはならない存在です。

みなさんの身の回りのほとんど全ての商品はこの真・斬鉄剣によって斬られることでコストを安く抑えられているのです。