第三十三話 死脈感染ー地獄の黙示録
私は小説が好きだ。だからこそ、こんなタイトルを目にすると胸が高鳴り、つい手に取ってしまう。
だが、それが現実に自らの身へと降りかかるとなれば、残るのはただ痛ましい重みだけである。
――時は西暦二〇二四年、夏。
私の体内には、人生そのものをあざ笑うかのように、じっと外へ出る機会をうかがう最凶最悪の存在が潜んでいた。
長い眠りについていたそれは、今まさに目を覚えようとしていたのだ。
ちょうどその頃、世界ではコロナという感染症が猛威を振るっていた。高齢者が罹れば命にかかわる――連日テレビはそう報じていた。
しかし、実際に感染した私は大した熱も出ず、「なんだ、こんな病気に世界は翻弄されていたのか」と拍子抜けするほどであった。
だが、私の体内で息を潜めていた“奴”は、コロナなどとは比べものにならぬ脅威を秘めていた。
私はただの町工場の社長にすぎない。
大した知識もない。ただ日々の仕事を無心でこなしているだけの男である。
しかし七十年前、まだ私が若かった頃――人類は一度、奴らと死闘を繰り広げ、かろうじて勝利を収めていたのだ。
その記憶は、今では遠い幻のように霞みつつあった。
だが、まさか奴らが再び人類に牙をむこうとは――。
今思えば、年月は私を老いさせ、体の変化に気づくのが遅れさせていた。息苦しさや夜の咳込みは、ただの疲れだと思っていた。それが奴らの“目覚め”だとも知らずに…。
ある朝のことだ。
私は息が詰まるような感覚に襲われ、胸が締め付けられ、呼吸ができなくなった。視界がぼやけ、立っていられず、ふらついた。
「まったく、年には勝てないな……ごほっ、ごほっ」
そうつぶやいて諦めかけていたそのとき、秘書が社長室に飛び込んできた。
「社長、その咳は尋常じゃありません。すぐに病院で診てもらってください」
その言葉を受け、私は会社のリムジン(軽)に乗せられ、かかりつけの関東中央病院へと向かった。
お盆も過ぎた頃のことだった。
病院はこの時期にもかかわらず非常に混雑しており、あちこちで咳き込む者の姿が目についた。
──コロナウイルス。
世界を恐怖に陥れ、経済にも甚大な打撃を与えた、最恐の殺人ウイルス。
だが、人類の英知はこのウイルスを封じ込め、勝利を手にしようとしていた。その頃にはコロナはすっかり五類感染症という雑魚扱いとなり、街では既にマスクを外して会話をするのも日常になっていた。
病院での待ち時間は異様に長かった。
二一世紀の科学技術がこれほどまでに進歩した時代にもかかわらず、医療機関の非効率さは相変わらずだった。
そのことに、私は苛立ちを覚えずにはいられなかった。
「この時間があったら何枚の商品をプレス機で抜けると思っているのか」
「こいつらは全く仕事をしておらんな」
と、私はかかりつけ医である関東中央病院に対して悪態をつきまくっていた。
「尾上さん、A番診察室へどうぞ」
仕事のできない奴らだが、ちゃんと私の順番になると呼び出しをしてきた。待ったくお待たせしましたの一言でも言わんか!
「まず、コロナの検査結果が出ました。陰性です」
コロナではなかった。私も、同席していた息子も、ほっと胸を撫で下ろした。
「次にインフルエンザも検出されませんでしたので、恐らく昔の肺炎とご年齢の影響で肺の機能が低下したのかと思います。まずは炎症を抑える薬を処方します」
これで、私はあと十年は安泰で過ごせる──そんな気がした。私は、ふーっと深いため息をついた。
いくつかの抗生物質を処方され、これさえ飲んでいれば、数日もすれば快方に向かうだろう。
──そう思っていた。この時までは。しかし、三日後。運命の診断結果が知らされた。
「二類感染症が検出されました。直ちに隔離病院への入院が必要です。ウイルスの名前は……結核菌です」
「け、結核、だと・・・」
それは百年の長きに渡り、人類の最大の脅威として生存を脅かした恐怖の存在。 奴はのうのうと私の体内で生き残り、そして私の周辺に菌をまき散らしまさに私が築いてきた財産や家族、友人を根こそぎ死滅させようと待ち構えていたのである。
その日のうちに、私は息子に連れられ、七十年前と全く同じように文字通り着の身着のままで清瀬にある国立病院機構東京病院へと移送されたのだった。
コロナウィルスが世界で猛威を振るい、当社も含めて多くの産業が大打撃を食らった惨劇からまだ記憶を冷めやらぬ時の話である。私も含めて結核など過去の病気だとたかをくくっていたが、コロナがただの風邪とばかりに二類から五類に移された中、結核は未だに二類であった。二類には未だに国内で発見されるだけでテレビニュースになるような恐ろしい病気がリストされている。
これはまさに昔見た映画のエイリアンそのものであった。
今にも私の腹を食いちぎり「ギャー」という叫び声と一緒に体外に脱出し、サンネームの建物のどこかに潜伏し、そして近づいたものを無作為に死に至らしめる。最強最悪の生命体である。
なお、指定感染症二類とは「国民の生命及び健康に重大な影響を与え、テロなどに使用される可能性のある病原体」である。
病院ではこの人類の敵に立ち向かう戦士、私が六十歳を超えてから生まれたとしか思えない若き医師だった。彼は冷静な口調でこう告げた。
「最短でも二か月の入院が必要です。この病原体は、過去のものではありません。あなたの体内で進化を遂げ、今まさに人類に襲い掛かろうとしています。もしあなたが治療を拒否するなら、あなたを拘束・殺処分も検討しなければなりません」
(注:このセリフも含めこの先は著者が意識が朦朧となっているため実際の人物が発したセリフと異なると思われますがご了承ください)
こうして、私の長期に渡るウィルスという目に見えない人類の脅威との再戦の幕が切って降ろされたのである。
以下は私が入院中に聞いた話である。結核菌は私の身体の中だけではなく、周辺の住民も含めて感染の恐怖を与えていた。
入院後、ウイルス専門機関である保健所の担当退院が防護マスクと消毒器を装備した物々しい格好の保健所が当社にやってきたとのことである。
「おたくの工場の空気感染経路を確認させてください」
担当者はそういうと、主人がいなくなった私の部屋、リビング、台所などを見て回り丁寧にひとつひとつ強力な殺傷剤で消毒して回ったという。
「結核菌は感染力は弱いですが確実に体内に入って潜伏します。今は大丈夫かもしれませんが、社長さんと一度でも接触した方は必ず精密検査を受けてください。」
保健所の隊員は分析官が一名と、万が一分析官が菌の攻撃を食らって動けなくなったときに緊急治療を行う医師が同行していたとのことだ。やはりこの病原体はただ物ではなく、雑魚ではないのである。
心配そうなサンネームの従業員たちを前に保健所が連れた医師はこう皆に伝えたようなのである。
「ただし、人類にも抵抗する手段はあります。ここ百年の治験データです。何百万人もの結核による死者から作られた緻密なデータとそれに対抗するための撃退法があります。ただ・・・」
保健所の医師は、ここで躊躇うように言葉を止めた。その様子を見ていたサンネームの従業員たちは顔が青ざめていったようである。
「ただ・・・?」
振り絞るようにして工場長が保健所の医師に詰め寄ると、医師は絞り出すようにしてこう伝えたのである。
「もっとも心配されるのは変異菌です。人類が未だ見たことのない形に進化するともはや手の打ちようがありません。場合によっては都市ひとつ消滅してもおかしくはありません……」
「ま、まさか?」
「ええ、決して脅しではありません。世界では毎年新たな菌が発見されWHOの専門隊員が現地に赴き対処していますが、それでもこの菌を死滅させるには至っていないのです」
私の部下たちはそれを聞き青ざめたとのことだ。
なんという凶悪なウイルスなのだろうか。とっくに結核など世界から撲滅されているものだとばかり考えて疑っていなかった。しかし、奴らは人類を正に死滅させるまでは決して消え去っていなかったのである。
これはまさに人類が生き残るか、奴らが生き残るかの全面戦争だ。
サンネームにやってきた保健所の隊員はしずかにそっと
「皆さんの勇気ある協力が必要です」
とうなずいた。
保健所の担当医師は、工場の全てを見終わった後、さらにこう加えた。
「残念ながら皆さんの体内にも結核菌が侵入したことは間違いないでしょう、今後は我々の指示に従っていただき。国の研究機関で精密検査と血液の提供をお願いしたい」
こうして、サンネームと結核菌という新たな、そして長く続く戦いが始まったのであった。
結核菌は、無慈悲に私の肉体を食い荒らしていた。体力が落ちていた私は、ひとり完全密室に閉じ込められ、宇宙服のような全身防護服に包まれた医師や看護婦に取り囲まれた。
担当の若き医師は静かにこう私に言った。
「過去に感染していた場合、結核菌は潜伏し、免疫力が低下すると再び目を覚まします。しかし、あなたの体内にいる奴らは、ただの菌ではないと思われます。それは、進化している可能性があります。」
その言葉を聞いた瞬間、私は恐怖で心が震えた。私はただのプレス職人で、そんなものを想像すらしていなかった。だが、今、私の体内に潜んでいるのは、ただの細菌ではない。まるで宇宙の捕食者のように、進化し、適応し、私の体を壊す準備を整えている恐ろしい存在がいたのだ。
時折、胸の奥から、鈍い痛みが走る。その痛みが強くなるたびに、私は感じた。奴らが私の体内で目を覚まし、暴れ始めているのだ。細胞を乗っ取り、血液の中で自己増殖を繰り返すその恐ろしさ。まるで、私の体が自分でなくなっていくかのようだった。
絶望的だった。私はただ、体内でこの恐ろしい死神と戦うことしかできなかった。夜も昼もなく、私の体内でその異物は増殖し、私を支配していく。私はもう、自分が奴らに捕まるのを待つだけだった。
だが、そんな私に一縷の希望が差し込んだ。現代の最先端技術が集結した地球防衛軍が、私の体内で戦うために参戦することとなったのだ。清瀬にある最新の生物兵器開発施設から、特別に訓練された兵士(医師・看護師)たちが送り込まれ、私の体内に入る準備が整った。
その部隊の隊長こそ、清瀬の病院で名高い若き医師、和田医師といった。彼はまだ若いが、数多くの結核菌を滅ぼしてきたことで、世界でも名だたる歴戦の勇者として知られているらしい。彼の深い知識と経験、そして冷徹な判断力は、地球防衛軍の兵士たちにとって、まさに頼みの綱だった。
和田医師は冷静に状況を把握し、作戦を指揮していた。彼の目は鋭く、全体を見渡し、誰よりも冷静だった。その圧倒的な経験が、兵士たちに勇気を与えていた。
「私たちはただの医師や看護師ではない、命を守るために戦う兵士だ。必ずや勝利を収めることができます。」
と、和田医師は言った。その言葉が深く刻まれ、戦いへの決意を新たにさせた。
「しかし、私たちに出来るのはあくまでも結核菌を死滅させることだけです。彼らに打ち勝つのには尾上さん、あなた自身しかいないことを忘れないで欲しい」
私の体内で、ナノマシンと兵士たちの戦いが繰り広げられる。奴らはただの細菌ではない。彼らは進化し、ナノマシンすらも破壊していく。兵士たちも次々とダメージを受け、苦しむ。血管が破れ、細胞が崩壊していく。その中でも和田医師は冷静だった。兵士たちの命を救うために、状況を分析し、適切な指示を出し続けた。
「負けるな、みんな。戦うのは奴らだけじゃない。人類の未来だ。」
和田医師の言葉に、兵士たちは何度も立ち上がり、再び戦いを挑んだ。
「よし、波動砲の準備だ」
「はっ!艦長、全エネルギー、波動砲へ、急げ!」
「波動砲、エネルギー充填八〇パーセント」
うぃんうぃんうぃんぎゅいぃぃぃーーーん
「セーフティロック解除」
「エネルギー充填百パーセント」
「結核菌へ軸線合わせー」
「ターゲットスコープオープン、電影クロスゲージ明度二十」
「最終安全ロック解除」
「エネルギー充填百二十パーセント」
「対ショック、対閃光防御」
「波動砲、発射準備完了!」
「ってー!」
ゴゴゴゴゴ……ズドォォォォン!!!
我らが戦艦東京病院の頂上から放たれた東京中のエネルギーを集めた波動砲は私の体内にいる大量の結核菌に対して放たれた。
「結核菌に命中を確認」
「現在モニター回復しません。敵生命体不明!」
モニターには今放たれた波動砲によって打ち抜かれた私の肉体の破片が飛び散り、敵の姿を目視することができなかった。
「モニター復帰します」
波動砲で吹き飛んだ煙がやがて晴れると、そこには未だ白い恐怖と呼ばれた奴がそのままの姿で私の方を睨んでいた。
「ダメです。波動砲効果ありません!」
「き、効かない、だと?あ、あのガミラス帝国でさえ打ち滅ぼした波動砲が効かぬだと?」
「あ、あれが使徒か?」
結核菌の反撃が始まった。
兵士たちは息をするたびに結核菌に体内への侵入を許し、次々と倒れていった。
彼らの肉体はボロボロになり、衛生兵に運ばれその後生死の境を彷徨う者も発生した。
和田医師は、その厳しい状況の中でじっと考えやがて静かに言った。
「仕方がない。綾波を呼べ」
「父さん、綾波はまだ怪我が治ってないよ」
「ではシンジ、お前が乗るというのか?」
「あぁ、僕が乗るよ」
「ふっ、いいだろう。乗るなら早くしろ。でなければ帰れ!」
「いやだよそんなの、何を今更なんだよ、父さんは僕がいらないんじゃなかったの?」
「必要だから呼んだまでだ。」
和田医師はそこでついに宣言した。
「パイロットが見つかった。エヴァ初号機を出せ」
「司令。初号機はまだ動作確認が行われていません!」
「かまわん。シンジ、早く行くのだ」
「でも、綾波でさえ、エヴァとシンクロするのに七ヶ月もかかったんでしょ!? 今来たばかりのこの子にはとても無理よ」
「座っていればいい。それ以上は望まん」
私は彼らを救おうと必死に耐えた。しかし、九十歳になろうという老人に人類最恐の脅威と戦うだけの体力は残されてはいない。七十年前に戦ったときとは状況が大きく違うのだ。
「芳明とエヴァのシンクロ率四十三パーセント」
「ほう、初めてなのにすごいな」
「エヴァンゲリオン初号機。発進!」
それでも、地球防衛軍の隊員たちは諦めなかった。人類の英知をかけて作られた最終兵器の投入を決断したのだった。意識が薄れかける中でも、彼ら強い信念だけが私を支えていた。
「尾上さん!この死神に負けてはいけない。決して屈するな!」
その言葉が、私の全てを支えた。
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ!」
しかし、使徒─結核菌はそんな我々の希望をあざ笑うかのように襲い掛かって来た!
「シンジ君避けてっ!」
「う、うわぁぁっ!」
「頭蓋前部に亀裂発生!結核菌!体内に侵入します」
「装甲がもう持たない!」
エヴァ初号機はあっけなく結核菌の体内侵入を許し、電源ケーブルが損失した・・・
「シンジ君っ!!」
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知らない天井だ。
どうやら私は生き残ったようだ。
よく見ると、そこは知らない天井ではなく、三か月もの間過ごした国立病院機構東京病院の一室だった。
私は深く息を吸い込み、外の世界に目を向けた。窓の外には青空が広がり、何もかもが新しい始まりを迎えたように感じた。
和田医師と兵士たちの尽力によって、なんとか私は一命を取り戻した。奴らとの戦いは、現代科学の力と、人々の強い信念によって勝利を収めることができたのであった。
テレビを付けた。
そこではイチローは当の昔に引退をし、今や大リーグの中心選手として戦っている大谷がプレーするドジャースの試合が映っていた。
「大谷、今日もポストシーズンを決めるホームランを打ちました」
「大谷、盗塁を決めました!」
ああ、今日も大谷は私のために頑張っているんだなあ。
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「エヴァ初号機!制御神経が次々と断線していきます!」
「外部電源損失!内部電源は後一分です!」
「パイロット、反応ありません!」
「左腕破損!結核菌に侵されました!」
「ここまでね・・・作戦中止、パイロット保護を最優先!プラグを強制射出して!」
「駄目です。結核菌がエヴァ体内に侵入しています!」
「エヴァ初号機、全エネルギー消失。動作を停止します」
「なんてことだ。。。」
「くぉぉぉーーーーん」
「エヴァ再起動?!・・・そんな、動けるはずありません!」
「まさか・・・!暴走?」
和田医師はここで冷静に言った。
「勝ったな」
私を救おうとする地球防衛軍の兵士たちは苦戦した戦いに恐怖を感じていたが、和田医師のみが冷静に戦況を見守っていた。
「結核菌がATフィールドを展開しました!」
「駄目だわ、ATフィールドがある限り結核菌には接近できない・・・」
「左腕復元!」
「す、すごい!」
「初号機もATフィールドを展開、位相空間を中和していきます!」
「・・・いえ、侵食しているんだわ・・・!」
「あの結核菌が作ったATフィールドをいとも簡単に・・」
「まさか…信じられません、芳明と初号機のシンクロ率が四〇〇%を超えています!」
「動け、動け、動け! 動け、動け、動け、今動かなきゃ、芳明は死んじゃうんだ!もうそんなの嫌なんだよ!」
「エヴァ、体内に侵入した結核菌を、うわっ…」
「やはり目覚めたな、芳明の潜在能力が」
「これがエヴァ…?け、結核菌を・・・く、食ってる」
「うっ!」
最後に兵士たちが息を荒げながら呟いた。あまりのおぞましい光景に嘔吐するものもいた。
「まさか、エヴァが……自分の意思で!?」
「け、結核菌を捕食している・・・だと」
みーんみーんみーんみーん
カナ、カナカナカナ……
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そして、私はその勝利を胸に、未来に向かって歩き始めた。
「だが、この勝利では犠牲があまりにも多かった」
最終的には、和田医師の冷静な指導と、兵士たちと新世紀の新型兵器によって、結核菌の恐ろしい進化を止めることに成功した。
進化した結核菌は、完全に排除され、私の体内は再び清浄となった。
兵士たちの声が虚ろに響く中、和田医師は、戦いの終息を見届けると、静かに私を見つめ、こう言った。
「尾上さん、もう二度と煙草は吸ってはダメですよ。つぎに吸ったら死にますよ」
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