3-8. 研磨機
3-8-1.研磨機
研磨機は、金属や樹脂部品の表面を滑らかに仕上げるために使用される装置です。加工後のバリ取り、面粗度の改善、形状精度の補正に用います。
■ 主な機能
回転砥石による表面の削り取り(研削)
平面/外周/内径の加工に対応
加圧調整による研磨圧力制御
冷却水(クーラント)による発熱抑制
■ 操作方法
準備
砥石の摩耗状態を確認
クーラント液の残量確認
ワーク(加工対象物)を適切に固定
起動
主電源を投入
非常停止スイッチが解除されていることを確認
手動モードでスピンドル回転開始 → 正常回転を確認
研磨作業
手動または自動で砥石を送り、研削を実施
クーラントを流しながら一定速度で研磨
面粗度や寸法精度を測定しながら調整
終了
回転停止 → クーラント停止 → ワーク取り外し
主電源OFF
■ 使用上の注意
作業中は手袋厳禁(巻き込み防止)
防塵メガネ・保護具を着用
必ずワークをクランプで固定してから起動
砥石交換時は電源OFF+鍵付きブレーカー施錠
■ メンテナンス
毎日:クーラントの残量・清掃、砥石摩耗チェック
毎週:スライド部給油、バキューム・フィルター点検
毎月:電源盤内部のホコリ除去、ベルト張り調整
3-8-1.NC研磨機
NC(数値制御)研磨機は、デジタルプログラムにより精密な研磨加工を自動実行する装置です。量産部品の安定加工や複雑形状に対応可能です。
■ 主な機能
プログラムによる自動送り制御(X軸、Z軸など)
複数工程(粗研・仕上)を一括実行
加工条件の保存と呼び出し
ワーク計測センサーによる自動補正
タッチパネル操作+非常停止付き
■ 操作方法
プログラム設定
加工データ(送り速度、研削深さ、回転数)を入力
必要に応じてGコードまたは操作画面から条件登録
ワーク準備
定盤にワークを固定(マグネットチャック等)
基準位置を設定(原点復帰)
自動研磨実行
セーフティカバーを閉じる
「自動運転」ボタンを押下
進行状況をモニターで確認
完了後
残量アラームや完了アナウンス後、加工停止
ワーク取り外し、寸法チェック
■ 使用上の注意
プログラム修正は熟練者が行う
加工条件はワーク材質・形状に合わせて都度調整
異音・過電流・寸法ずれが発生した場合は直ちに停止
操作履歴とエラー履歴を定期的にバックアップ
■ メンテナンス
毎日:クーラントフィルター、スライド面清掃
毎週:ベアリング異常音チェック、シリンダー作動確認
毎月:NC制御盤ログ点検、PLC接点清掃