3-6.旋盤(Lathe):
【1. 旋盤とは何か?】
旋盤(せんばん)とは、工作物(ワーク)を回転させて、固定された工具で削る機械。主に金属やプラスチックなどの円筒形の部品を加工するために使われる。
【2. 旋盤の役割】
旋盤の主な加工内容には以下がある:
- 外径削り(丸く削ってサイズを整える)
- 内径加工(ドリルで穴をあけたり、内側を広げたりする)
- ねじ切り(外ネジ・内ネジの加工)
- 突っ切り(ワークを切り離す)
- テーパー加工(円錐形に削る)
【3. 旋盤の基本構造】
| 部品名 | 機能説明 |
|---|---|
| 主軸台(スピンドル) | ワークを回転させる部分。チャックがここにつく。 |
| チャック | ワークを固定するための部品。3爪チャックが一般的。 |
| 刃物台(バイト台) | 工具(バイト)を取り付ける場所。手動・自動で前後左右に動く。 |
| 心押し台 | 長いワークの中心を支える。ドリルなども装着可能。 |
| ベッド | 全体を支える土台。ガイドレールがついている。 |
【4. 旋盤の種類】
- 普通旋盤(汎用旋盤):手動で操作する最も基本的なタイプ。
- CNC旋盤:数値制御で自動加工を行う高精度タイプ。
- タレット旋盤:多種の工具を自動で切り替え可能な量産向きタイプ。
- 卓上旋盤:教育用や趣味向けの小型機。
【5. 旋盤作業の安全ポイント】
- 作業着の袖口を締める(巻き込まれ防止)
- 手袋は原則NG(回転体への巻き込みリスク)
- 切削くず(キリコ)には絶対に素手で触らない
- ワークの固定を必ず確認する
- 非常停止ボタンの位置を把握しておく
【6. まとめ】
旋盤は「回して削る」シンプルな原理ながら、精密加工・試作・量産など幅広く使われている機械。
特にCNC旋盤は現代の製造業の根幹を担っており、設計図から正確な部品を素早く作ることが可能にする。