続きです。
※本記事は「技術解説編」です。先に公開したユーモア中心の「おちゃらけ版」とは若干時系列が異なるため、シリーズでお読みいただくと理解が深まるかと思います。
サンネームで開発・運用を開始した社内AIアシスタント「LINE愛子Bot」。
正式な稼働で必要な次の課題です。
それは、「アシスタント」らしさをどう出すか?です。
■AIは正確。しかし冷たい
AIは、論理的・正確・即時応答。
その点でいえば、愛子はとても優秀です。受注情報を聞けば間違いなく記録し、勤怠情報を尋ねればスプレッドシートから瞬時に返してくれます。
しかし、これだけでは、現場の職人たちは使い続けてくれません。どんなに高性能でも、「なんか嫌だな」「難しそう」と思われたら、使ってくれません。
人間の職場には、人間らしさが必要なんです。
■人間らしさ
そこで目指したのが、「新人アシスタントの愛子」という立ち位置。
まだ不慣れで、ちょっとしたミスや言い回しの拙さがある。だけど一生懸命で、覚えたことはしっかり返してくれる──そんな“未完成感”をどう表現するかが難しかったのです。
「なんか愛着わく」という空気を産むのが目的です。
AIとの“心理的距離”を縮めるには必須の機能です。
■業務ツールにも“キャラクター性”
当社では機械も全て名前を付けて擬人化をしています。
単なる道具ではなく、「一緒に働く仲間」です。
サンネームのような製造業の現場では、単なる効率を追い求めるのではなく、機械と人間の共存し、互いが効率を高め合う環境が必要です。
人間が温度感を持って判断し、その間に「キャラ」としての愛子が橋渡しをする。この構図こそ、サンネームの目指す次世代町工場です。
■“萌え”も“本気”も、どちらも必要
LINE愛子Botには、メガネ・ヘッドフォン・三つ編み──という「萌えキャラ」的な要素をあえて持たせています。一見ふざけているようですが、実は本気。
なぜなら、人は「面白い」「かわいい」「話しかけやすい」と感じるものに対して、心を開くものだからです。
ツールとしての機能性と、仲間としての親しみやすさ。
その両方を持ち合わせて、ようやくAI愛子は「職場で使い物になる存在」になれるのです。
どんな機械でも、「うちの会社の子」として認識されるには、ちょっとした可愛げやストーリー性が必要です。そんな中、LINE愛子Botは、今でも進化の途中。
でも、そんな“成長中の新人AI”だからこそ、サンネームの職人たちと一緒に歩んでいけると私たちは信じています。

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