生産性改善25 職人からのトレーニング開始

続きです。シリーズ一覧はこちら

■勝手には成長しないAI

みな勘違いしていますが、AIは勝手には成長したりはしません。

教え込む。鍛える。

これはAIに限らず、新人なら「教え込んで鍛える」のは当然です。
テレビやネットの情報では『AIはインターネットや過去の対戦戦歴を学習して』・・・などと言ってますが、その道筋を人間が教えなければならないんですね~。

特に職人の『アナログ技術』をAIが勝手に覚えるはずがありません。

ということで、当社の職人に自分が持っている知識を可能な限り愛子にインプットしてもらうことにしました。

やり方は簡単です。

自分の仕事についてAI愛子に質問し、期待した通りの答えが返ってこなかったら、そうじゃねえんだ。と模範解答を返します。

これを地道にデータベースとして貯めこんでいきます。

これまで「スマホ?持ち歩かん!」「AI?食えるのかそれ?」というレベルの職人たち……

「業務命令」の名のもとに愛子のトレーニングを開始!

「俺は送り抜き加工の仕事をしています」

「はい、俺様は送り抜き加工の仕事をしています!ですね😊了解しました」

「送り抜き加工の前にシャーリングが必要なので、その説明をするぜ」

「送り抜き加工の前にシャーリングが必要なので、その説明をするんですね😊了解しました」

なんか、微妙に会話がかみ合っていないようなのですが、かみ合っているのがすごい😂

この会話の最中も愛子はせっせと「会社データ」に蓄積し、同じ、もしくは似たような質問には答えるようになります。

…別の職人から。。

「送り抜き加工の前に必要な加工って何?」

「シャーリングですね!」

「おぉ、すごい、昨日より賢くなってるぞ。っていうか、いつもお前がシャーリングのところで作業してたのってそれだったのか」

「知らんかったのか!」

────

これは単なるAI育成ではなく、職人の“自分の知識を言語化する”ためのツールでもあります。

……しかし、この辺が昭和職人が一番苦手なところ。

「技は見て覚えろ」「背中を見て学べ」

と、これ言ってた人……実は、自分の技術を説明できなかった。面倒なだけだった。教え方が下手だった。ということに気が付くべきです。

しかし、AIは教えたら教えた分だけ素直に成長し、忘れない。怒鳴られても逆ギレしない。

さて、

今日の話題は・・・

「阪神は今年は優勝できますか?」

「今年はとても強いですが、優勝という言葉は、言ったら負けの縁起ワードですね。阪神は過去に何度も“その後崩れた”という経験則があるため、“フラグ”ですよ。」

「いや、だから”アレ”って言うようにしたのよ」

「了解しました。阪神の優勝は”アレ”で、サンネームの知識として覚えておきますね♡」

・・・て、

しかし、愛子よ。なぜこのことを知っている・・・


コメント

コメントを残す