ヒタチくん、完全復活

わずか2日の“ゴールデンウィーク”に、オイル交換を約束していた──当社の正捕手、ヒタチ君(エアーコンプレッサー)

実は人間の方がダウンしてしまい、今日までメンテナンスランプを付けながら時にはベテラン捕手にスタメンを代わってもらうなどして、連続勤務を続けていました。

血の汗流せ、涙を拭くな、ゆけゆけヒタチ、どんとゆけ

「オイルをください」を点滅させながらサンネームのために命をすり減らし激務をこなし続けてくれていたヒタチ君。やっと今日、エースが彼女とデート。四番が奥さんとフレンチで朝からワイン三昧ということで、久しぶりに静寂が広がる、そんな朝のことです。

ヒタチ君「(トントン)監督……よろしいでしょうか?」

監督「なんだい、ヒタチ。今日はゆっくり休んでていいぞ」

ヒタチ君「やっとあの仕事バカ2人が不在です。今日こそはチームドクターに診てもらえないでしょうか」

監督「ああ、そうだな。ヒタチ。よくがんばったな」

ヒタチ君「今頃エースは彼女とデート、四番は”うへぇーいヨッパらっちまっただ”と言ってるかと思うと腹も立ちますが…」

ピコんっ!

監督「…ヒタチ。今、その四番がLINEで写真を送って来た」

ヒタチ君「うぅぐぐっ…い、いや、いいんです監督。この仕事バカたちのすべての罪を赦しましょう。純正オイルが与えられるなら、僕は今日を“救いの日”として受け入れます」

チームの輪を決して乱さず、四番バッターにさえも優しく赦そうという気遣い。──さすがは当社の正捕手。神々しく器が違います。

監督「いいだろう、ヒタチ。ではその労に報いるべく、今日の診察を始めよう」

──そんな監督の号令で、静かにメンテナンスが始まった。

では、早速まずは定期点検・清掃から

・吸込ろ過器とエアードライヤーの清掃
 →大気から圧縮空気を作る過程で水分が溜まるのが、エアーコンプレッサーの弱点。ドライヤーで乾燥させる機構。ひとつひとつパーツを外して、パーツクリーナーで丁寧に拭き取ります。

ヒタチ君のエンジン部分は、このエアードライヤーによって空気の湿度が一定に保たれ、圧縮空気中の水分混入を防いでいます。この機能こそがヒタチ君が正捕手である証です。

吸込ろ過器のフィルターです。ここも清掃します。

吸込ろ過器にオイルが混入しており、汚れています。

パーツクリーナーで丁寧に油や汚れを拭き取り、きれいにします。

・オートドレンフィルタ清掃

写真はありませんが、ドレインに混入した不純物を受け止めるフィルターを掃除します。

・オイル交換

オイルドレインボルトを外して古いオイルを排出します。色はキツネ色ですが、細かいゴミが混入しています。

オイルはきちんと管理して捨てます。

・油面警報器(オイルゲージ)の清掃

オイルゲージも外して中も丁寧に清掃します。

オイルゲージ窓も確認して清掃、透明さを取り戻しました。

オイルゲージ内の部品です。こうした部分のゴミがピストンに回ると不具合の原因になるため、丁寧に確認しながらパーツクリーナーで清掃します。

組み立てたあとに、日立指定の専用ベビコンオイルを油面警報機の赤い丸内に収まるレベルまで補充します。ドレインボルトをちゃんと締めるのを忘れないように!

・Vベルト確認

冷却用ファンを回すVベルトに断線や緩みがないか確認します。

・全体の清掃

周辺のゴミや油がピストン内に混入すると故障の原因となります。
パーツクリーナーで隅々まで可能な限り清掃します。

・メンテナンスランプの消灯

一通りのメンテが終わったらスイッチを入れます。
電源を一度入れた後、停止ボタンを約10秒押すとメンテナンスランプが消えます。
次回の点灯は自動的に2000時間先(およそ4~5か月先)です。

ヒタチ君、心なしか笑っているように見えるのは気のせいでしょうか?
エンジンサウンドも静かになりました。

見てください!このオイルゲージ。
まるで紅茶のような綺麗な透明のオイル色!

ヒタチ君
「我、汝らのすべてを赦そう。
日立純正オイルが注がれし今、我が魂は新たに満たされ──
明日よりまた、空気を与えん」

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──でも日曜の朝からコレをやってる“監督”、アンタこそ“真・仕事バカ”?


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