事業承継は、単に事業を引き継ぐことが目的ではありません。
大切なのは、「技術」や「ノウハウ」の継承です。
現場には、派手さはないけれど、見逃されがちな凄技がたくさんあります。
■手動プレス職人の“目検”技術
ある日、当社は、手動操作によるプレス加工を得意とする熟練職人の技を引き継ぐ機会を得ました。
当社の強みは、機械プレス機による連続加工。
しかし、精度や生産性がバラついてしまうことが課題でした。
ところが、この手動プレス職人の方から教えてもらった「目検(目視による瞬時の確認)」の技術を工程に取り入れてみたところ、思わぬ変化が起こりました。
なんと、機械プレスであっても位置合わせの精度が飛躍的に向上したのです。
従来は「機械の方が速くて正確」という先入観があったため、ひたすら製品を機械に沢山投入することばかり考えていました。
しかし、あえて“タメ”をつくり、目検の時間を設けることで、不良品が減り生産性も改善するという結果に。
まさに、技術継承が実を結んだ瞬間でした。
先入観にとらわれず、“人の目”を活かすことが、思わぬ成果を生んだのです。
■ お客様からの驚きの声
「サンネームさん、なんでそんなに高い精度が出せるんですか?」
もちろん、答えは——熟練の“目検”と当社の連続加工技術の融合。
詳細は企業秘密ですが、私たちが誇るべき職人技です。
■ 技術を、未来へつなぐために
今後もしAIや自動生産に取って代わられたとしても、職人の知見や経験は「知らなくていいもの」ではありません。
地味だけど、光を当てれば価値を生み出せる。
そんな事例を、これからも地味に積み重ねていきたいと思います。
どうぞご期待ください。
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